キャリアアップ助成金正社員化コースの概要

おはようございます。今日は雨、久々の雨です。梅雨はあけていません。半月ほど前はものすごく暑かったのに、この頃は普通の夏といった感じになっています。

キャリアアップ助成金には、正社員化コースというものがあります。これは有期契約労働者等を正規雇用労働者等に転換または直接雇用した場合に助成されるものです。

まず、有期契約労働者というのは、期間の定めのある労働契約を締結する労働者(短時間労働者および派遣労働者のうち、期間の定めのある労働契約を締結する労働者を含む)をいいます。1年とか半年ごとに契約を更新して働いているパートさんや派遣さんのことをいいます。(「有期」とします)

こういった方を正社員等にすると支給される助成金なのです。立場としてはパートさんや派遣さんのままだけど、1年とか半年ごとに契約はせず、定年まで会社にいていい立場に転換しても助成されます。(「無期」とします)

当然、正社員に転換しても助成されます。これは、期間の定めのない労働契約を交わしている労働者で、派遣労働者として雇用されていない、所定労働時間が通常の労働者の所定労働時間と同じ労働者、給料などの労働条件について長期雇用を前提とした待遇が適用される労働者ということができそうです。(「正規」とします)

さて助成額ですが、中小企業の場合、有期⇒正規なら1人当たり57万円です。有期⇒無期なら1人当たり28.5万円、無期⇒正規なら1人当たり28.5万円です。

加算の要件として、平成29年4月から、生産性要件というものが設けられ、これをクリアすると、中小企業で、有期⇒正規なら72万円、有期⇒無期なら36万円、無期⇒正規なら36万円となります。生産性要件ってのがあるんだ、くらいにしておきましょう。あとで説明させていただきます。