正社員化の助成金が大幅拡大

おはようございます。桜も満開となり、春爛漫ではありますが、寒さが戻っているこの頃です。お元気でお過ごしでしょうか。

新年度になり、新入社員が入ってきたところも多いかと思います。しかしその中で、労働条件が明確でない場合が見受けられます。社長様にすれば、社員次第ということもあるのでしょう。様子を見て、しっかり見極めたい、ということもあると思います。

そのように、正社員と同等の労働条件とすることが、ためらわれるような場合、キャリアアップ後の正社員化を目標とする「キャリアアップ契約社員」として労働契約を結ぶことをお勧めします。3か月後あるいは6か月後に正社員となることを、明確な目標として、一定の契約期間を定めて、仕事を始めるというものです。

以前のトライアル雇用を、もう一歩進めた感じの契約です。26年度、27年度の2年間、この制度を活用して、正社員とする場合の助成金が大幅に拡大されています。この3月末までは、年間上限400万円の助成でしたが、この2年間については、年間上限750万円の助成となりました。(1人40万円×10人まで⇒1人50万円×15人まで)

正社員としてもよいとする能力を確認するまで給与は少し差をつけておきたい、見極めの時間を確保したい、という場合でも、会社も働く方も、お互いに条件面を確認し、正社員となることを目指しましょう。こんな場合に是非、ご活用いただきたい助成金です。助成金には、事前に計画書の提出が必要です。