第1子出産後の妻の就業継続率53.1%に上昇

おはようございます。もうすっかり秋です。十五夜は曇りで見ることができませんでしたが、昨晩はきれいな月を見ることができました。十五夜の月は満月ではないのだそうで、今夜が満月とか。今夜も月を見ようかしら。

さて、国立社会保障・人口問題研究所は9月15日、「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」結果概要を公表しました。夫婦の完結出生児数(最終的な出生子ども数の平均値)は前回調査に引き続き2人を下回り、1.94人でした。第1子出産前後の妻の就業継続率はこれまで4割前後で推移してきましたが、2010~14年では53.1%へと上昇しました。

結婚という選択について、いずれは結婚しようと考える未婚者の割合は男性85.7%(前回86.3%)、女性89.3%(同89.4%)で、依然として高い水準にあります。結婚への障壁としては「結婚資金」が最多となっています(男性43.3%、女性41.9%)。

異性の交際相手をもたない未婚者は引き続き増加し、男性69.8%(前回61.4%)、女性59.1%(同49.5%)となりました。

夫婦の平均出会い年齢は、夫26.3歳、妻24.8歳で、ともに上昇(前回夫25.6歳、妻24.3歳)しました。平均交際期間も4.3年と伸長が続き、晩婚化が進行しています。

夫婦の完結出生児数(最終的な出生子ども数の平均値)は、前回調査に続き2人を下回りました(前回1.96→1.94人)。半数を超える夫婦が2人の子どもを産んでいる一方で(54.1%)、子ども1人の夫婦が増加しています(前回15.9→18.6%)。

子育ての状況について、子どもの追加予定がある夫婦でも52.9%の妻が就業しています。追加予定がない夫婦では、末子が0~2歳のとき47.6%、3~5歳になると61.4%の妻が就業しています。

第1子出産前後の妻の就業継続率はこれまで4割前後で推移してきましたが、2010~14年では53.1%へ上昇しました。

夫婦の平均理想子ども数、平均予定子ども数はいずれも低下し、過去最手となりました(理想子ども数前回2.42→2.32人、予定子ども数同2.07→2.01人)。夫婦の予定子ども数が、理想子ども数を下回る理由として最も多いのは、依然として「子育てや教育にお金がかかりすぎる」(56.3%)、次いで「高年齢で産むのはいやだから」(39.8%)となっています。

いろいろな問題を無視して言えば、やはりある程度の収入がないと何をするにしても厳しいと思います。