おはようございます。ついに12月に突入しました。今年もあと1月を切りました。体調を整えつつ、仕事、付き合い、私事を精一杯やり切りたいと思います。
帝国データバンクは、11月25日全国のオーナー企業についての分析結果を発表しました。業種別にみると、「建設業」が10万2185社(構成比23.5%)で、全業種で最多でした。次いで「卸売業」(8万8254社、構成比20.3%)、「サービス業」(7万1618社、同16.5%)となりました。
オーナー(代表者と筆頭株主が一致する企業)率は、「建設業」(85.9%)で最高、次いで「小売業」(83.5%)、「不動産業」(77.1%)となりました。
年商規模別にみると、「1億~10億円未満」が25万9129社(構成比59.7%)と最多、次いで「1億円未満」(12万5628社、構成比28.9%)となり、10億円未満の企業が全体の9割近くを占めています。
オーナー率は、「1億円未満」(87.9%)が最高、次いで「1億~10億円未満」(81.2%)、10億~50億円未満」(58.3%)となっており、年商規模が小さい企業ほどオーナー率が高くなっています。
オーナー率は、「東北」が最大でした。79.9%でトップで、約8割がオーナー企業であることがわかりました。次いで「四国」(79.8%)、「中部」(79.7%)、「中国」(78.2%)と、地方での比率が高いものとなりました。
都道府県別では、奈良(85.7%)、茨城(84.3%)、徳島(85.7%)の順で高く、最少は東京(68.9%)でした。
オーナー企業について後継者の有無を見ると、全体の71.2%にあたる29万2521社が、現在、後継者未定となっていることがわかりました。
代表者の就任経緯別でみると、オーナー企業のうちオーナーが「創業者」の企業は20万1926社、構成比49.2%でした。そのうち、後継者が「いない」と回答した企業は、14万7763社(構成比50.5%)で後継者不在率は73.2%となりました。
年商規模別にみると、1億円未満のオーナー企業のうち後継者が「いない」と回答した企業は9万2013社、構成比31.5%で、後継者不在率は78.0%となりました。次いで1~10億円未満では17万879社、構成比58.4%、後継者不在率69.8%で、小規模のオーナー企業ほど後継者問題を抱えていることがわかります。
起業時には商売のことで手一杯、というのがほとんどでしょうから、後継者不在は理解できます。また、人口も減少していますから。ただ、理解はしますが、何とか引き継がなくては、と思います。