男女間賃金格差は過去最少の73

おはようございます。もうすぐ春3月がやってきます。早いものです。限りある時間を有効に使いたいと思います。

厚生労働省が2016年賃金構造基本統計調査を2月22日に公表しました。これは毎年7月に実施しているもので、今回公表する内容は、全国49783事業所について集計したものです。

男女計の賃金は304,000円(前年比0.0%)、男性では335,200円(同0.0%)、女性では244,600円(同1.1%増)となっています。女性の賃金は過去最高となっており、男女間賃金格差(男性=100)は過去最少の73.0となっています。

企業規模別にみると、男性は、大企業(常用労働者1000人以上)384,800円(前年比0.7%減)、中企業(常用労働者100~999人)320,200円(同0.0%)、小企業(常用労働者10~99人)290,900円(同0.8%増)、女性は、大企業268,700円(同0.1%増)、中企業242,300円(同0.8%増)、小企業219,100円(同1.2%増)となっています。

雇用形態別にみると、男女計では、正社員・正職員321,700円(前年比0.2%増)、正社員・正職員以外211,800円(同3.3%増)となっています。男女計の雇用形態間賃金格差(正社員・正職員=100)は65.8(前年63.9)となり、統計を取り始めた平成17年の調査以来過去最少となっています。

短時間労働者の賃金(1時間当たり)は、男女計1075円(前年比1.5%増)、男性1134円(同0.1%増)、女性1054円(同2.1%増)となっており、いずれも過去最高となっています。

女性は、過去最少でも男性の7割しか給料をもらっていないのですね。この調査では、都道府県別の賃金も調査しています。それによると、全国平均は304.0千円でした。全国平均よりも賃金が高かったのは6都府県で、最も高かったのは、東京都(373.1千円)となっています。

ちなみに岩手は、・・だいたい予想できますよね。ほぼ最下位(正確にはビリ2)の235.9千円でした。子供の教育にかける費用を捻出するためにも、なんとかできないものかと思います。