ユニクロが一部社員に週休3日導入

おはようございます。今日は涼しい日曜日です、まだ8月ですけどね。これから、遠野の祭りに行きます、楽しんできます。

さて、ファーストリテイリングは20日、週の4日を勤務し、3日を休日とする制度を、カジュアル衣料品店ユニクロの一部社員を対象に、10月から選択制で導入することを明らかにしました。多様な働き方ができるようにし、離職防止や新規採用増につなげるそうです。

対象になるのは、国内約840店に勤務する転勤のない地域正社員約1万人です。このうち、2割程度の応募を想定しています。社員が希望すれば、半年ごとに通常勤務と週休3日制度の選択ができます。

週休3日を選択した場合、店が混雑する土日、祝日が出勤日となり、平日に休みます。1日の勤務時間を8時間から10時間にするため、1週間の労働時間や給与体系も変わりません。

すなわち、週休2日の場合は、1日8時間の労働を週5日勤務するので、週40時間労働です。週休3日の場合は、1日10時間の労働を週4日勤務するので、同じく週40時間労働です。

週平均労働時間が40時間以内であれば、1日8時間以内の法定労働時間の制限を受けない変形労働時間制を活用します。

ファーストリテイリングでは、今後、社内やユニクロ以外の傘下のブランドでも導入を検討していく、と話しています。

休日の3日間をどのように過ごすのかにも関心があります。子育てや介護に、という人もいると思います。働き方に選択肢があれば、もっと働きやすくなります。また、効率的と考える人もいるでしょう。

かなり前にフランスで、週休3日を採用する会社が出たと話題になったことがありました。そんなフランス人は、長期休暇を取り、ただのんびり過ごす人も多いそうです。休むために働く人も多く、日本人とは違った時間の過ごし方をしているようです。

どちらがいいのか、いやどちらもいいのではないでしょうか。さて遠野に行ってきます。


最低賃金が平均18円UP見込み

おはようございます。毎日暑くてかないませんが、気合を入れて頑張っています。今日から甲子園も始まったようです。

厚生労働省の中央最低賃金審議会は、7月30日、厚労相に対し、2015年度の地域別最低賃金の改定目安について答申しました。引上げ目安は、東京、愛知、大阪などAランクが19円。埼玉、京都、広島などBランクが18円。北海道、石川、福岡などCランクが16円。岩手、青森、沖縄などDランクが16円です。

全国加重平均すると18円(昨年度は16円)と、4年連続の2桁UPで、最低賃金が時給で決まるようになった平成14年度以降、最高となっています。「目安に関する小委員会」が開かれて、議論されたわけですが、労使の意見の隔たりが大きく、翌日の朝方まで及んだそうです。

労働者側委員は、「将来への不安を払拭し、安心を醸成できるよう、暮らしの底上げに直結する最低賃金の大幅な引き上げが必要」「平成26年平均の消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)の3.3%に加え、組織労働者の賃上げ結果を上回る引上げが必要」などと主張しました。

これに対し、使用者側委員は、「今年度のランク別の目安については、賃金改定状況調査結果を重視した審議を行うとともに、最低賃金のはり付き状況を踏まえた、ランクごとの実態を反映した目安とすべき」などと主張しました。

労使の意見の隔たりが大きく、公益委員見解の形で取りまとめられた改定目安は、平成14年度以降でAランクは最高額と同水準、B~Dランクの道府県は最高額となりました。

今後は、各地方最低賃金審議会を経て答申を行い、各都道府県労働局長が地域別最低賃金額を決定することになります。

労働者の生活や賃金を下支えするのはいいですが、経営者の下支えもしてほしいところです。ダラダラ残業などは徹底的に排除しなければなりません。仕事も生産性を上げる工夫や協力も必要です。

はたして岩手の最低賃金は目安どおり、10月には694円になるのでしょうか。


ABCマート2店舗で違法残業の疑い

おはようございます。なでしこ、うーん残念でした。でも準優勝、胸を張って日本に帰ってきてください。戦前の私の予想は、失礼ながら、なでしこ勝てずでした。マニアックな話ですが、高校野球の三沢対松山商業の決勝戦延長18回引き分け再試合を思い浮かべていました。三沢高校もなでしこも、全て1点差での勝利で決勝まで勝ち進んできたからです。

さて、靴小売店「ABCマート」の運営会社が、都内2店舗で従業員に違法な長時間労働をさせたとして、東京労働局過重労働撲滅特別対策班は、7月2日、労働基準法違反容疑で「エービーシー・マート」と同社労務担当取締役の男性(51)、店舗責任者2人を東京地検に書類送検しました。

同対策班は、ブラック企業対策のため、今年4月に東京、大阪両労働局に設置されました。計13人の労働基準監督官が大手企業を中心に調査を進めており、書類送検は初めてとのことです。

同対策班によると、違法残業が行われていたのは、都内の2店舗で、昨年4月~5月、法定労働時間や労使協定で定めた上限を超え、従業員計4人に対し、月約97~112時間の残業をさせた疑いがもたれています。

同社では過去にも長時間の残業が行われ、東京労働局は2013年に是正勧告しましたが、改善がみられなかったということです。同社は、「今回の事態を重く受け止め、コンプライアンス順守に万全を期す」などとしています。

ABCマートは、1985年に設立され、国内に約800店を展開しています。2015年2月期の連結売上高は、約2135億円で、従業員数は、同年5月末時点で約7500人です。

2年前に放送されたドラマ「ダンダリン」を思い出しました。労働基準監督官が、働く人を守るために調査などをするというストーリーでしたが、それの大企業版といったところでしょうか。長時間労働は心身に良くないですし、改善しないと、こうなるのですね。