残業60時間超は、中小企業も5割増しに

おはようございます。5月11日は母の日でしたが、私は、前日の10日に小さな花を贈りました。喜んでもらえたらいいのですが。

●60時間超の残業代は、中小企業も5割増しに
政府は、中小企業の残業代を引き上げる検討に入り、2016年4月をめどに、月60時間を超える残業には、通常の50%増しの賃金を支払うよう企業に義務付けるもようです。

現在の25%増しから、大企業と同じ水準に引き上げるものです。大企業に対しては、既に実施されている割増率ですが、いよいよ中小企業にも適用しようとするものです。しっかり仕事をする人の収入が増えて、消費を押し上げる狙いもある、とのことです。

消費の押し上げはさておき、しっかり仕事をしている人が、残業をしている人でしょうか?一部ではあるものの、残念ながら、社長が望んでいない残業や、不要な残業も多いようです。段取りの悪い社員、仕事の遅い社員に残業が多いというのでは、会社にとって大きな負担、要らぬ負担になってしまいます。

残業割増率が上がる、上がらないにかかわらず、要らぬ残業はなくすべきです。現状を変えようと、いろいろな対策を講じていらっしゃる社長も多いと思いますが、そもそも月60時間の残業って多いのでしょうか?

昔はどうあれ、社会が、世の中が変わってきているのですから、今後は残業時間数の必要性、合理性、妥当性を踏まえて、働き方、給与・手当の決定方法を見直すべきだと思います。