おはようございます。新緑の季節、今がいちばん過ごしやすいときではないでしょうか。
ハローワークの求人制度について、今後休職・求人のマッチング率を向上させるという観点から、民間開放を進めるようです。有料職業紹介などで、優れた知見やノウハウを有する民間事業者等の力を積極的に活用するとのことです。
よりよい人材を求めて求人活動をする会社にとって、地方自治体や職業紹介事業者に、ハローワークの求人情報を提供するサービスが始まります。ただし、ハローワークに提出した求人票のすべてが、自動的に提供されるわけではなく、次の4つのうちから、一つを選択することになります。
(1)①地方自治体(無料)と②民間人材ビジネス(多くは有料)の両方に提供
(2)①地方自治体のみ求人情報を提供(②民間人材ビジネスには提供しない)
(3)②民間人材ビジネスのみ求人情報を提供(①地方自治体には提供しない)
(4)①地方自治体と②民間情報ビジネスの両方とも求人情報を提供しない
ハローワークへ求人申込時に、求人情報提供についての上記(1)~(4)のいずれかを選択する同意書を提出することになります。これに伴い、6月から、現状の求人票の様式が、提供の区分を記載できる形式に変更されます。
なお、制度のスタートは2014年9月からですので、それまでは、いわば試行期間といった扱いになるようです。例えば、6月に、(1)両方に情報を提供する、を選択したとしても、実際に情報は提供されません。提供されるのは9月以降の場合です。
民間人材ビジネスへの情報提供を選択する際には、有料となることもあると思われるので、注意が必要かもしれません。