マイナンバーでブラック企業が明白に

おはようございます。お盆も過ぎ、8月も後半となりました。

マイナンバーの導入が近づいています。マイナンバーは、社会保障、税、災害対策の行政手続きの際に必要になるものです。民間事業者も、税や社会保険の手続でマイナンバーを取り扱います。マイナンバーは、行政側のメリットが多くなります。社会保険の未加入事業所なども把握しやすくなり、いわゆるブラック企業が、あぶりだされてしまいます。来年10月には、マイナンバーが通知されます。そして、2016年1月からは、入社の手続などにも必要になります。

社会保険の算定基礎届が終わった時期ですが、パート社員、継続雇用社員など、非加入者のチェックラインが、より厳格にみられるようになったと思います。今までの、正社員の大体4分の3未満という感じではなくなりました。会社の所定労働時間から、キッチリ計算して、ココまで、と線引きをし、そのラインを越える人がいないかを、しっかりみられるようになりました。

●パートさんの中に未加入者がいる
●嘱託社員の中に未加入者がいる
●適正な社会保険料が支払われていない
●役員で、2か所から報酬が出ているが、2か所届が出ていない
●扶養に入ったままの高収入の社長の奥様など
私も、非常勤の役員の方について、キッチリ指導されました。
労働保険も社会保険も、適正な申告をするという意識を高める必要があります。

マイナンバーが始まったらちゃんとする、では遅いのです。だって、マイナンバーが始まったら、2016年以降の所得、納税、保険料だけしかわからないのではなく、今までの保険加入状況や納税状況なども丸わかり、丸裸なのです。だからこそ、今のうちから確認を進めていきたいところです。