ワタミの過労自殺訴訟和解

おはようございます。サンフレッチェ広島が3対0で快勝でした、おめでとうございます。次は、失うものなど何もないでしょうから、しっかりプレイしてほしいと思います。

さて、ワタミグループの居酒屋和民で働いていた女性を過労自殺で失った両親が、ワタミ(東京都大田区)や、創業者で参議院議員の渡辺美樹氏らに損害賠償を求めていた訴訟は12月8日、東京地裁で和解が成立しました。原告側によると、渡辺氏らが法的責任を認めて謝罪し、約1億3000万円を支払うそうです。

女性の死は、従業員に過酷な労働を強いるブラック企業が注目されるきっかけの一つとなりました。賠償額には慰謝料4000万円も含まれ、原告側代理人の弁護士は、「通常の倍額で懲罰的要素が考慮された」と指摘しました。 今回の和解内容が、長時間労働の多いサービス業などで労働環境の改善につながるよう期待を寄せました。

同弁護士らによると、和解条項でワタミ側は、女性の死は過重労働が原因と認めました。渡辺氏については、最も重大な損害賠償責任を負うことを確認しました。謝罪の文言を含む和解内容を1年間、同社と渡辺氏のホームページ上に掲載されます。

同社は今後、労使協定で取り決めた残業時間の限度を守るなど過重労働の防止を図ります。渡辺氏の著書購入費などを給料から天引きしていましたが、女性が入社した2008年以降の新卒社員に対し、これらを返金することも盛り込まれました。

厚生労働省で記者会見した父親は「再発防止を盛り込んだのは良かった。今苦しんでいる人たちに、良い影響が出ることを望む」と話しました。

訴状によると、女性は08年4月に入社し、神奈川県内の店に配属されました。6日連続の深夜勤務などで1か月間の時間外労働は、過労死の目安とされる80時間を上回る約140時間に上り、同年6月に自殺しました。

渡辺氏は8日、フェイスブック上で「裁判所内で遺族に直接、衷心より謝罪を申し上げた。最も重い責任は私にある」などとコメントしました。

渡辺氏には大いに失望しました。以前はメディアに頻繁に出ていたのに会見も開かず?フェイスブックでコメントとは。著書も買わせていたのか。