おはようございます。ついに梅雨が明けました。暑いですし、寝苦しい。まあ、今までが涼しすぎたのであって、これが本来の夏ですね。気合いとビールで乗り越えます。
さて、中央最低賃金審議会は7月28日、2016年度地域別最低賃金額改定の目安について、厚生労働大臣に答申しました。各都道府県の引き上げ額の目安については、Aランク25円、Bランク24円、Cランク22円、Dランク21円です。
昨年度はAランク19円、Bランク18円、Cランク16円、Dランク16円でした。
ランクについては、都道府県の経済実態に応じ、全都道府県をABCDの4ランクに分けて、引き上げ額の目安を提示しています。
Aランクは千葉、東京、神奈川、愛知、大阪の5都府県です。Bランクは埼玉、京都、広島など11府県。Cランクは北海道、宮城、石川、福岡など14道県。Dランクは青森、岩手、沖縄など17県となっています。
この答申は、今年の6月14日に開催された第45回中央最低賃金審議会で、厚生労働大臣から今年度の目安についての諮問を受け、同日に「中央最低賃金審議会目安に関する小委員会」を設置し、4回にわたる審議を重ねて取りまとめた「目安に関する公益委員見解」等を、地方最低賃金審議会に示すものです。
今後は、各地方最低賃金審議会で、この答申を参考にしつつ、地域における賃金実態調査や参考人の意見等も踏まえた調査審議のうえ、答申を行い、各都道府県労働局長が地域別最低賃金額を決定することになります。
今年度の目安が示した引き上げ額の全国加重平均は24円(昨年度は18円)となり、目安額どおりに最低賃金が決定されれば、最低賃金が時給で決まるようになった平成14年度以降で最高額となる引き上げとなります。
また、全都道府県で20円を超える目安額となっており、引き上げ率に換算すると3.0%(昨年は2.3%)となっています。
岩手の最低賃金は現在695円ですから、21円アップすると716円となります。労働者側だけでなく経営者側も含め、どうなりますでしょうか。