てるみくらぶ内定者に企業殺到

おはようございます。三寒四温のこの頃です。昨日、一昨日は暖かかったのですが、今日は寒い日です。気温12、3度はあるのですが、寒く感じます。1月前に12度といえば、ものすごく暖かいのに、今や寒い。慣れのせいですかね。

さて、破産手続き中の旅行会社てるみくらぶ(東京)に今春入社するはずだった58人の採用内定者をめぐり、200社以上が「争奪戦」を繰り広げています。内定者の就職活動を支援する厚生労働省や日本旅行業協会に、採用を希望する企業から問い合わせが殺到しています。背景には深刻な人手不足があります。

厚労省が3月29日に設けた内定者向けの相談窓口には、すでに約180社から「採用したい」との問い合わせがありました。中小のメーカーや警備会社からが多く、「明日から出社しても大丈夫」と話す企業まであったということです。

内定者は全員が今春に大学や専門学校を卒業したばかりです。厚労省は「内定者のためだったのに、企業からの問い合わせは想定外。それだけ人手不足が深刻なのだろう」(若年者雇用対策室)と驚いています。

旅行会社が加盟する日本旅行業協会は、てるみくらぶの内定者を集めた合同企業面接会を4月8日に開きます。会員企業に参加を呼びかけたところ、JTBなどの大手や旅行予約サイト運営会社エクスペディアなどの新興企業まで、予定の20社を上回る50社以上から希望があり、半日で締め切ったそうです。

担当者は「旅行業界のイメージ悪化を懸念し、手を挙げてくれた会社もある」ということです。

とにかく、どの業界も人手不足なのですね。ハローワークの話を聞いても、やはり人がいないということでしたので、全国的な話なのでしょう。