おはようございます。今日は3月31日、平成29年度も終了です。4月からは平成30年度となりますが、キャリアアップ助成金の変更内容について予定ではありますがお知らせしたいと思います。
正規雇用へ転換等した場合、転換後6か月の賃金が、転換前6か月の賃金に比べ5%以上増加していることが支給要件に追加されます。
現行制度では、有期契約労働者から無期雇用労働者に転換させた場合についてのみ、基本給を5%以上増加させることを要件としています。
しかしながら、有期契約労働者等から正社員に転換させた場合には、本助成金の趣旨に反し、正社員に転換したにもかかわらず、賃金等の待遇の改善が図られなていないまま、支給申請がなされる事案も散見されているようです。
限られた財源の中で正社員化を支援していくためには、この要件を追加し、転換後の待遇改善を図っていただいた事業主に対して助成することがより適切なため、本要件の追加を予定しているそうです。
ただし、正社員への転換に伴い、新たに賞与や諸手当の対象になる場合も想定されるので、基本給だけではなく賃金総額による比較を予定しています。
なお、現行の有期契約労働者から無期雇用労働者への転換の支給要件としている基本給5%以上の増額の要件についても、分かりやすさの観点から、正社員化と同様に賃金総額の比較とすることを予定しているようです。(厚労省雇用環境均等局)