残業60時間超は、中小企業も5割増しに

おはようございます。5月11日は母の日でしたが、私は、前日の10日に小さな花を贈りました。喜んでもらえたらいいのですが。

●60時間超の残業代は、中小企業も5割増しに
政府は、中小企業の残業代を引き上げる検討に入り、2016年4月をめどに、月60時間を超える残業には、通常の50%増しの賃金を支払うよう企業に義務付けるもようです。

現在の25%増しから、大企業と同じ水準に引き上げるものです。大企業に対しては、既に実施されている割増率ですが、いよいよ中小企業にも適用しようとするものです。しっかり仕事をする人の収入が増えて、消費を押し上げる狙いもある、とのことです。

消費の押し上げはさておき、しっかり仕事をしている人が、残業をしている人でしょうか?一部ではあるものの、残念ながら、社長が望んでいない残業や、不要な残業も多いようです。段取りの悪い社員、仕事の遅い社員に残業が多いというのでは、会社にとって大きな負担、要らぬ負担になってしまいます。

残業割増率が上がる、上がらないにかかわらず、要らぬ残業はなくすべきです。現状を変えようと、いろいろな対策を講じていらっしゃる社長も多いと思いますが、そもそも月60時間の残業って多いのでしょうか?

昔はどうあれ、社会が、世の中が変わってきているのですから、今後は残業時間数の必要性、合理性、妥当性を踏まえて、働き方、給与・手当の決定方法を見直すべきだと思います。


岩手の雇用情勢も改善の動き?

おはようございます。ゴールデンウイークの飛び石出勤日です。が、どうしても、休み~ の雰囲気が漂いますね。

地域シンクタンクモニター調査によると、岩手地域モニターは、13年10~12月期の地域経済を、横ばいと評価しました。1~3月期は、やや好転としました。

県内経済の見通しは、公共工事や住宅着工が増加基調で推移しているほか、個人消費や雇用情勢に緩やかながら改善の動きがみられ、生産活動は持ち直しに向けた動きが続くなど、全体として緩やかな回復の動きになるとみていることが理由のようです。

一方雇用(13年10~12月期)は、やや好転としました。1~3月期は、現状維持の横ばいとしました。その理由として、内陸を中心とした製造業の高操業による雇用の回復が引き続き見込まれ、沿岸地域の雇用のミスマッチも依然続くものとみられるが、全体として求人動向は比較的高い水準を維持して推移する見通しと指摘しています。

まあ、確かにこの通りなのかな、とは思いつつ、あまり良くなっているという実感がないのも事実。まだまだ、というのが正直なところです。しかし、思ったところで、良くはならないので、思いつつ(現状を認識しつつ)も、行動ていきます。


正社員化の助成金が大幅拡大

おはようございます。桜も満開となり、春爛漫ではありますが、寒さが戻っているこの頃です。お元気でお過ごしでしょうか。

新年度になり、新入社員が入ってきたところも多いかと思います。しかしその中で、労働条件が明確でない場合が見受けられます。社長様にすれば、社員次第ということもあるのでしょう。様子を見て、しっかり見極めたい、ということもあると思います。

そのように、正社員と同等の労働条件とすることが、ためらわれるような場合、キャリアアップ後の正社員化を目標とする「キャリアアップ契約社員」として労働契約を結ぶことをお勧めします。3か月後あるいは6か月後に正社員となることを、明確な目標として、一定の契約期間を定めて、仕事を始めるというものです。

以前のトライアル雇用を、もう一歩進めた感じの契約です。26年度、27年度の2年間、この制度を活用して、正社員とする場合の助成金が大幅に拡大されています。この3月末までは、年間上限400万円の助成でしたが、この2年間については、年間上限750万円の助成となりました。(1人40万円×10人まで⇒1人50万円×15人まで)

正社員としてもよいとする能力を確認するまで給与は少し差をつけておきたい、見極めの時間を確保したい、という場合でも、会社も働く方も、お互いに条件面を確認し、正社員となることを目指しましょう。こんな場合に是非、ご活用いただきたい助成金です。助成金には、事前に計画書の提出が必要です。