雇用助成金で詐欺、東京地裁

おはようございます。いつも通りの寒さですが例年より暖かいかもしれません。晴れていて気持ちの良い朝です。

経営難の中小企業向けの国の雇用調整助成金をだましとったなどとして、詐欺と法人税法違反ほう助の罪に問われた人材育成会社社長の唐沢被告(東京港区)の初公判が1月27日、東京地裁でありました。唐沢被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

起訴状によると、唐沢被告は太陽光発電システム販売会社「日本電機サービス」(現日本スマートハウジング)の実質経営者だった前山被告(詐欺罪などで公判中)と共謀し、2011~13年、「中小企業緊急雇用安定助成金」(当時)の受給要件を満たしていないのに、東京労働局に虚偽の申請をして、7回にわたり計約4700万円をだまし取ったなどとされています。

検察側の冒頭陳述によると、唐沢被告は自社の業務として、企業が助成金を申請する際の支援をしており、11年秋ごろに前山被告に助成金の申請を提案しました。

従業員らに架空の講師などを書いた教育訓練カリキュラムを作成させたり、残高試算表の改ざんをさせたりしており、さらに同社の前身、旧日本電機サービスの平均売上高が5%以上減少したように偽装しました。これらの資料を東京労働局に提出したということです。

自分も助成金に関わったことがありますので、残念な想いがあります。また、このような記事を見るたびに、自分は止めよう、と自戒しております。今日も深く戒めたいと思います。


「ジェイエステ」に是正勧告、残業代未払い等

おはようございます。寒い朝ですが、雪が降っていないので、まだいいかな、と思っています。今晩から明日にかけてどうなるのでしょうか。まあ、寒くても、雪が降っても何とかします。センター試験を受けられる方は、時間に余裕を持ち、自分の実力を出し切れるよう集中してほしいと思います。

さて、エステサロン大手の「ジェイエステティック」の都内の2つの店舗が、社員に残業代の一部を支払っていなかったなどとして、労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかりました。

労働基準監督署から昨年8月と11月に相次いで是正勧告を受けたのは、「ジェイエステティック」の東京・中央区と品川区にある2つの店舗です。

労働組合「エステユニオン」によると、労働時間の上限を決める36協定を結ばずに残業をさせていたほか、残業代の一部が未払いで、所定の休憩も取らせていなかったということです。

また、元店長らは、労働時間を実際よりも少なく申告するよう、会社から指示されていたと訴えました。

「退勤は客がいても、遅くとも午後8時半までに打刻するように言われて、労働時間の偽装を指示された」(品川区の店舗の元店長30代)

「休日出勤も、自分が働いている記録を残さないように、ゼネラルマネージャーから言われてるので、労働時間として計算されていなかった」(中央区の店舗の社員で休職中20代)

組合の計算では、1か月の残業が「過労死ライン」の80時間を超えた月もあり、一部の社員は、うつ病などの精神疾患を発症していて、労働災害の申請を検討しているということです。

運営会社の「ザ・フォウルビ」は、「未払賃金については真摯に対応していきます」「是正報告を行うなど、改善に努めています」とコメントしています。

このような報道がたくさんあります。これをみながらも、自分は注意していこうと、いつも思っています。でもどれだけ本気でみているか、改めて注意しようと思いました。


正規と非正規の不合理な待遇差認めない

 

皆様、新年あけましておめでとうございます。今年は飛躍の年にしたいと思っております。なお一層やり抜きたいです。

安倍総理は1月5日、都内で開かれた日本経済団体連合会など経済3団体共催の新年祝賀パーティで挨拶し「経済界の皆様には是非、時代を画するようなイノベーションを起こしていただきたい」とエールを送りました。

そのうえで「今年は働き方改革断行の年」と語り「正規労働者と非正規労働者の不合理な待遇差は認めない。昨年末、ガイドライン案をお示ししましたが、裁判で強制力をもたせるよう、法改正案を国会に提出する予定」。

あわせて「仕事と子育てや介護を無理なく両立できるよう、時間外労働の上限規制を実施するための労働基準法改正案を国会に提出する」と語りました。

また、安倍総理は賃上げ、ベアの実施を求めました。安倍総理は「過去3年、今世紀に入って最高水準の賃上げを続けて頂いた。改めて御礼を申し上げたい」としたうえで「今年も是非、少なくとも『昨年並みの水準の賃上げ』、『我が国として4年連続のベアの実施を』お願いしたい」と要請しました。

会場を見渡しながら安倍総理は「多くの方にうなずいていただけたような気がするわけでありますが」と語り「物価上昇に後れを取らないような賃上げがあってこそ、しっかりとデフレから脱却して、持続的に経済を力強く成長させていくという道に進んでいくことができる」と協力を求めました。

また、安倍総理は「下請等の取引条件が改善していくよう、指導力を発揮していただきたいとお願いを申し上げる」とも語り、取引関係での下請け業者への配慮を求めました。

そのうえで安倍総理は「皆様のご協力を得て、デフレからの脱却をしっかりと果たしていく決意です」と訴えました。

気を引き締めて頑張りますので、本年も宜しくお願い申し上げます。