日本の今月の人口は1億2695万人

おはようございます。海の日も過ぎ、昨日は土用の丑の日でしたが、こちらは今まさに梅雨本番といったところ。何とも変な感じです。

さて、総務省は7月21日に、2015年2月確定値および7月概算値の人口推計を公表しました。

2015年7月1日現在の総人口(概算値)は、1億2695万人で、前年同月に比べ18万人(0.15%)減少しました。

2015年2月1日現在の総人口(確定値)は、1億2699万1千人で、前年同月に比べ19万5千人(0.15%)減少しました。そのうち0~14歳の人口は、1619万1千人で、前年同月に比べ15万6千人(0.95%)減少。15~64歳の人口は、7747万5千人で、前年同月に比べ108万7千人(1.38%)減少しました。

一方65歳以上の人口は、3332万5千人で、前年同月に比べ104万7千人(3.25%)増加しました。総人口の減少と少子高齢化が継続中と感じられるデータです。

日本の人口推移をみてみます。1920年(大正9)は5596万人、1927年(昭和2)は6166万人、1945年(昭和20)は7215万人、1964年(昭和39:東京オリンピック)は9718万人でした。

1億人を超えたのは1967年(昭和42)で1億20万人、1989年(平成1)は1億2320万人、2000年(平成12)は1億2693万人でした。

その後、2010年(平成22)ころから減少に転じています。この傾向はしばらく続き、2050年には再び1億人を切り、9700万人になると予測しています。


H26年個人企業経済調査結果

おはようございます。ジメジメして蒸し暑い、梅雨まっただ中ですね。お身体ご自愛ください。

さて、総務省統計局では、個人事業の経営実態を明らかにし、景気動向や中小企業振興のための基礎資料などを得ることを目的として、個人企業経済調査を実施しています。

それによると、平成26年の1事業所当たりの営業状況は以下のようになっています。製造業の年間売上高は980万6千円、年間営業利益は210万7千円、年間営業利益率は21.5%でした。卸売業・小売業はそれぞれ1620万3千円、159万3千円、9.8%でした。宿泊業・飲食サービス業はそれぞれ860万2千円、136万8千円、15.9%でした。サービス業はそれぞれ535万3千円、161万4千円、30.2%でした。

1事業所当たりの資産・負債について。製造業の流動資産は376万4千円、流動負債は92万8千円、長期借入金は293万7千円でした。卸売業・小売業はそれぞれ574万8千円、117万8千円、170万円でした。宿泊業・サービス業はそれぞれ196万円、36万1千円、176万6千円でした。サービス業はそれぞれ183万1千円、17万3千円、97万8千円でした。

経営上の問題点をみると、いずれの産業も、平成24年以降、原材料価格・仕入価格が上昇傾向にあります。

事業主のみの事業所の割合は、サービス業が45.6%、製造業が31.0%、卸売業・小売業が28.2%、宿泊業・飲食サービス業が22.9%でした。

また事業主のみの事業所の割合を、事業主の年齢階層別にみると、製造業では80歳以上が最も高く51.9%、卸売業・小売業では70~79歳が最も高く28.8%、宿泊業・飲食サービス業では70~79歳が最も高く29.4%、サービス業では50~59歳が最も高く50.8%となりました。

後継者がいる事業所の割合は卸売業・小売業が22.6%、製造業が17.7%サービス業が17.1%、宿泊業・飲食サービス業が15.6%でした。

自分も個人事業をしておりますが、これをみて、もっと頑張らないといけないと痛感。また少子高齢化の影響がここにも出ているな、と感じました。


運送事業者の営業赤字拡大

おはようございます。今朝は寒く、雪も降りましたね。東京は桜が開花、こちらはまだまだ、これからですね。

さて、昨日23日に全日本トラック協会が、全国2188のトラック運送業者の2013年度決算版経営分析報告書を発表しました。これによると、63%(1384社)が赤字経営となっていました。特に、車両10台以下(692社)では、66%(469社)が営業赤字を計上していました。

物流の活発化によって売上高は拡大したのですが、コストアップが、それ以上の経営圧迫要因となって、売上高営業利益率は2.3ポイント悪化しました。

貨物運送事業の収入は、1社平均2億234万2千円で、前年度に比べて12.3%増加し、7年連続減少に歯止めがかかって、上昇に転じました。

しかし、燃料価格の上昇で、営業利益率は2.3ポイント低下、さらに赤字幅を拡大させ、7年連続の赤字となりました。

多くの中小運送事業者は、燃料上昇分を運賃、料金に転嫁できておらず、仕事が増加しても、さらに赤字幅を拡大した、と分析しています。

そして、行政等による調査・指導を受けて、事業を廃止するところもあります。つまり、今はぎりぎり踏ん張っていますが、燃料代の高騰や人件費アップなど、何かしらのきっかけにより、最悪の状況に陥る会社は数多くある、ということでしょう。

さらに、運転手の年齢層は、45歳以上が半数を超えており、若年層(25歳未満)の人材確保が課題となっています。また、勤続年数は、10年未満が3分の2を占めており、運転手が定着していない状況にあります。

経営立て直しの一つの手段として、人材育成があるのではないでしょうか。育てた挙句に辞められる、独立されるなどの懸念もあるのでしょうが、人を大切にする会社であれば、そのリスクも減らすことができるのではないでしょうか。あまちゃん?

動かなければ衰退、淘汰されていきます。動くとすれば、人を育てることが、人で成り立っている会社の生きる道だと思います。